あなたに叱られ隊!
*鬼灯ver.
「…で、どうしてそのような無様ななりになっているんですか?」
『えと、書類が風で飛んで木に引っかかってしまいまし、て…』
「それで自分で取ろうとした、と?」
『はい!』
「問題を自分で解決しようとすることは結構ですが、そのせいで木から落ち、あまつさえ怪我をしていれば世話ないですね」
『か…返す言葉もございません…』
「仮にも女性なんですから自分の体は大切にしてください」
『仮にもは余計な気が…』
「何か?」
『いえ!何も!』
「…もし次何かあれば必ず私を呼ぶように。私の見えないところで勝手なことをしないでください」
『…鬼灯様?』
「返事!」
『はいぃ!』
「(…まったく、これだから目が離せない)」
本音を言えば鎖で繋いでしまいたい