銀魂
□借り
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「おい、お前大丈夫か?」
銀色の侍に言われて俺はハッと気が付く。
どうやら俺は銀色の侍が戦い終わった後、暫くぼーっとしていたようだ。
「ああ・・大丈夫。」
自分が問題無い事を伝えると、男はそっか と、俺に微笑みかけた。
「そうだ。お前・・・暫くはここら辺うろうろしない方がいいぜ?
すげえ目立つし。」
人の事言えないだろ、と思ったけど俺はあえて口に出さない事にした。
「うん。そうするよ。
助けてくれてありがとな♪」
俺は男に礼を言った。
満面の笑みで。
「いや、もし何か困ってる事あったらいつでも訪ねて来な。
力になるぜ。じゃあな。」
おれに、
『万事屋
坂田 銀時』
と書かれた名刺を渡してその場を去って行った。
向こうで糖分が足りねえとか聞こえたけど、あえて気にしない事にした。
「坂田銀時・・・か。
借りはちゃんと返さないとな。」
そう呟き、名刺をポケットにしまった。