星屑のまよい子

□プロローグ
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 無限のごとくどこまでも広がる宇宙

 人はまだ宇宙の果てを知らない

 しかし知っている

 この世に無限なものなど何一つないことを

 星の一生は人にとって気の遠くなるように長い

 それでも確かに星は生まれそして死ぬ

 人もいつかは宇宙の果てを見るかもしれない

 でもそれは遠い未来のことであってほしい

 人にはまだその資格はないのだから

 わたしたちは故郷の星を死に追いやった

 その罪は簡単に許されるものではない‥‥
 

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