吹雪士郎
□大切だから
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しゃり
「ねぇ…アツヤ。」
しゃり
「このアイス旨いな。
ん?どうした。」
しゃり……。
「士郎?」
「僕達…付き合ってるんだよね。」
「あぁ。」
「ねぇ…あつや。」
「ん?」
「……………。」
「…どうした。士郎。」
ばんっ!!
「え。」
「もういい!!!
あつやなんか嫌い!!!」
「はぁ!?
し…
士郎!!!
……なんなんだ。」
それが30分前の事。
折角のお外デートだったのに、あつやを置いて1人で帰ってきた。
会話だけ見たら確実に僕の方が悪い。
それは分かる。
でも、僕の言い分も聞いてくれるかな。