フィディオ・アルデナ

□お国柄
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「フィディオ。」

彼が俺の名前を呼ぶとまるで姫のように守られてる気がする。

何の動作をする時だってそうだ。
いつも俺を先に、俺を優先させる。


分かってる。
彼は紳士の国で産まれ、育ったのだから。
無意識のうちに紳士的な振る舞いをするのは彼にとっては当たり前なのだろう。

でも……
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