ロイリザ短編
□Sweetie
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とある日曜日。
国軍大佐であるロイ・マスタングと、中尉であるリザ・ホークアイは、二人とも非番であった。
職務上は、ただの上官と部下。だが今日は―――――
私の目の前で楽しそうに笑う、リザの姿。
大通りは沢山の人でごった返しているが、構わずリザはどんどん先へと進んでいく。
(そんなに先を歩かれると、はぐれてしまうではないか)
ここのところ急務続きで、休みの日がなかった。久し振りのデートだから嬉しいのだろう。
ここはリザのお気に入りのデートコース。