ロイリザ短編

□束の間の休息
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 その頃、勤務先の東方司令部では…
「中尉が遅刻だなんて本当に珍しいッスね」
「僕初めて見る気がします」
「大佐、中尉に何したんですか?」
「私のせいか!!!」
「昨日の夜、ちょっと激しくしすぎたんじゃねッスか?」
「どういう意味だ、ハボック…?」
 ロイが怒りかけたその時。

 ―ガチャ。

「中尉!」
「大丈夫ですか?」
 心なしか、顔色が悪いように見える。
「本当に大丈夫か?」
「はい。ご心配お掛けしました」
(大丈夫には見えないが…)
 リザが職務につくと、他も各自の仕事についた。今日は中尉にあまり負担を掛けないようにしよう。
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