ロイリザ短編
□Sweetie
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「ロイ!」
いち早くいつものベンチにたどり着いたリザは、手招きをして私を呼ぶ。その無垢な笑顔がとても愛おしい。
人気の少ない所にあるこのベンチ。
リザの左に腰掛ける。見つめる瞳に胸の鼓動が高鳴る。
「どうかした、ロイ?変な顔して」
「いや、何でもない。君があまりにも楽しそうだから…」
「だって、久し振りじゃない」
はにかんだ可愛い頬に、更に上気してくる。…いかん。
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