真田
「上演中に友達と会話? たわけd、」
幸村「まぁまぁ真田。落ち着いて。」
真田「む、すまん。」
幸村「会場中に隣の席のお客さんがお喋りしてたら、
殺意を覚えるね。ふふ。」
真田「ゆ、ゆきむら!?」
幸村「だって同じ料金払って観劇してるのに、隣からペチャクチャ聴こえたらせっかくの舞台も面白くないよ。」
真田「うむ。そもそも俺は何故、友人と感想を述べ合いながら観劇するのか疑問だ。」
幸村「そうゆうのは自宅で映画観るノリなんだろうね。」
真田「ところで喋り声は、大体どこら辺まで聞こえるものなのだ?」
幸村「ぶっちゃけると、キャストまで。ふふ。こう見えて俺も舞台に上がった事があってね。どんなお喋りでもばっちり聴こえてるよ。」
真田「では、メモを取る客も・・・」
幸村「見えるね。でもキャストより隣のお客さんが一番不快な思いをしてると思うな。」
真田「確かに想像したら、チョベリバだ。」
幸村「あえて突っ込まないけど、まぁそうだよ。
舞台っていうのは体感するものだから、ステージだけが物語りじゃないんだよね。お客さんのマナーが大前提だから。」
真田「なるほど。つまりマナーを守ればより良い舞台になるという事だな。」
幸村「うん。お客さんも舞台の構成員なんだと思うな。盛り上げる、じゃなくて、ただ観てくれる。それは有り難い事だよね。」
真田「・・・舞台とは、素敵なものなのだな。」
幸村「うん。真田は老けてるけどね。」
***
舞台の上演中、私語は控えましょう。
感想をその場で語るなど、周囲のお客さんにとっては赤ちゃんが泣き出すくらいのボリュームで聴こえてます。
真田「実際、上演中にお喋りしてる客が居たらどう対処すればいいのだ?」
幸村「うーん。注意してやるのが一番なんじゃない?勇気がいる行為だけどね。」
真田「逆ギレされたらどうすればいいのだ?」
幸村「逆ギレね。されても周囲は注意してくれた人の味方になってるよ。」
開演中って喋っちゃいけないの?終わり