猫兎の戯れ言

□心
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暗い檻の中

水の音を聞きながら

小さくうずくまる

小さなあたしがいた



包帯ぐるぐる
有り得ないくらい
ぐるぐるぐるぐる

それにも滲んだ
鮮血の朱

それは床に広がって

生暖かい感覚を

足に伝わるその温もり

つい今まで自分のなかにあったモノ

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