兎文庫
□客観的初恋
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しかも悪い事に、私達のグループには傘を忘れた人が多くて、相合い傘も全て埋まってしまっていた。私はアリサと相合い傘で帰る予定だったので、私も困ってしまった。
それに、私は知っていた。
アリサの傘はおばあさんの形見で、その柄の気に入ったアリサが、家事手伝いをしてやっとこ、お母さんに譲ってもらったものだった事を。
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