紫陽花と向日葵 U

□第四十三話 「miss…」
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「…俺は前界、
ゼーレに追い詰められ、最後は銃で
腹を撃ち抜かれた、
もうだめだ、と
思った時だった…


銀髪の少年が
突如、目の前に
現れて
こう言ったのさ」




……君もまた…
彼を幸せに出来る…




「目が覚めた時、
俺は見たことの無い
紅い世界にいた、


そして、
その世界で
葛城のペンダントを
拾って…


次に目が覚めりゃ、
この世界に居たのさ」






「…その少年は
知っています…」




カヲル君だ…




「…シンジ君…
神崎君が失われた
今、奴等を止められるのは君だけだ、
それでも、大丈夫かい??」




「…セイヤが残した思いと、神剣…
残りの神剣さえ
集めれば、勝ち目は
あります」




「…集められるか??」




「…集めますよ」





「……そいつを…聞いて……安心……………した……」




ドッ!!






「…加持さん!!!!」



「……気にすんな………さっきの…攻撃……毒でも…仕込んでたんだろ……」




「そんなっ……加持さんっ!!!!」




「…いいか…シンジくん………葛城を…みんなを…………………守って……」








「……加持さんっ……………」




















ー葛城、ー




ー葛城、ー






次、
逢えた時は……












その時は…………





















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