ほら、空は蒼いよ。


どこまでも、どこまでも。


だから、泣かないで。


僕が、その手を握りしめるから


もう、離さないから。










手の温もりは、優しくて。


でも、涙は止まらなくて。



「僕が、傍に居ても良い?」


君が言った言葉、今でも覚えてる。







君の涙まじりの笑顔は、最高に愛おしかった。



夕焼けに染まる太陽とか空なんかよりも

僕は、一番君が好きだ。









そう、呟いた。


―――君の手を未だ握りながら。

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