化学結合
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一週間位してテストの結果が返って来た
ああどうかお願いします神様何様雲雀様…
今年は桜が満開になるのが遅かった、
とか平和な事を考える獄寺の手前、ニコの顔が突然アップで映った
獄「うわっ…!!///」
「隼人っ」
しかもめったに見せない裏のない満面の笑みで
妙に開いている着崩し方をしているのできわどいラインの胸元
そういや、こいつは性格はアレだが綺麗な部類なんだった…
獄「なっ…な、何だよっ!!//」
「みてみて――!!!」
ニコが嬉しそうに取り出したのはこの間の入学おめでとう☆テスト
彼女が手に持つ紙の右上くらいに小さく書かれているのは「72」の文字
「追試の40点とか余裕で超えてるーーー！！奇跡じゃね？！ちょ、奇跡じゃね雲雀ぃいい？！！」
雲「まあ僕と獄寺が教えたんだから、もっととれて当然だったけどね」
「ぐさっ！でも嬉しいのと雲雀がカッコいいのとで許す！」
雲「言葉は考えてから言う物だよ」
獄「……（まったくだ…）」
まあでも、そんなのもこのニコの喜びようを見ていたらどうでも良くなってきた
「ね！テスト結果張り出されてるって！
これだったらあたし３位なのでは？！合計472とか３位なのでは？！ミラクル☆３位なの 雲「いい加減うるさいよ」はい…」
ニコのその言葉にめんどくさいと思いながらも二人は席を立ちあがり結果を見にいく事に
移動中他愛もない会話（口論）をする
獄「うっそ、テメー何で英語以外満点なんだよありえねー」
「は、んな事言ったら獄寺だって全教科満点じゃねーかふざけんな死ねば？散れ、ハゲろ」
獄「何この言われ様謎」
「はっ、雲雀は言わなくてもわかってら」
雲「結果ってあの紙？生徒群がりすぎ、咬み殺してくる」
「待て、それはもう卒業しようぜ雲雀さんよ」
雲「僕の心はいつまでも並森中の内さ」
「ごめん全然格好良くないしさ」
今にも駆けだしそうな鬼の様な形相の雲雀の前に立つニコは勇者だ
獄寺はハゲハゲ言われて本当にそうなってしまうのではないかと段々思い始める
だから他を構ってる余裕なんて
「あー、ミー五番でーす」
「ししっ、お前頭もよえーの？」
余裕なんて
「先輩のがおかしいんですー、全教科満点とかむしろ恥ずかしいと思いませんー？」
「俺の他にも二人満点いっけど」
「あー３人揃いも揃ってうぜー奴らだなー」
「てめーもな」
ここはジャパン、ジャッポーネだ
緑の髪と金の髪が見えた
しかもあの独特の話し方
思い出し中
ﾋﾟｺｰﾝ
「今凄まじい幻覚みた気がする」
獄「安心しろニコ、俺もだ」
雲「やっぱこの場にいる奴ら全員咬み殺してくる」
「「（この場？！全員？！巻き添え？？！！！）」」
ああああトンファー握っちゃったよ！
「おおおお、落ち着きたまへ！ひぶぁり殿！」
獄「古典風？お前も落ち着け」
今そんなツッコみいらねええええ
リアルに噛んじゃった☆エヘ☆なんて言えねえええ
「あれ、この名前見たことある、すっげ不快な名前な気がする」
「えー？この何かよわっちそうな鳥の名前とチャラそうな名前ですかー？」
名前にチャラいとか弱そうとかあるのか
いや今はそんな事どうでもいいんだ
雲雀を止めなきゃ命が
ああだからもうそんなあたし別に気にしてないって言うか
ああやっぱりもおおお
アタシの名前がスルーされた事が一番悲しいかもしれないいいい乙
獄「おい、そこの堕王子と毒舌ガエル」
「あ？誰が堕王子だし。ベルフェゴール様だし」
「堕王子は合ってるかもですがカエルは卒業しましたー、ミーにはフランって名前がちゃんとあんだよボケー」
ベ「てんめっ堕王子じゃねーつってんだろ」
フ「かもってちゃんと言いましたー」
雲「（毒舌は認めてる…）君達群がるのは止めてよね、目ざわり」
「何かまた凄まじいメンバーが揃いも揃って…だっる」
ベ「うわ！ニコじゃね？超久しぶり！」
「お前フレンドリーに挨拶交わそうとしてナイフ握ってんじゃねーよ。ジャッポーネじゃ違法なんだぞ？しまいたまへよ」
ベ「これも俺のファッションだし」
「ファッションと犯罪を同じにするな」
フ「センパーイ、このチャラくてエロいねーちゃんは誰ですかー？」
獄「チャラいは認めるがこいつにエロはねーだろｗ」
フ「うわータコが喋ったー」
ベ「うわっ、カエルも喋った」
獄「お前もそんなイジり方しかできね―のか」
「ゴクデラハヤト女を侮辱した許すまじ、ベル、ナイフ寄越せ」
ベ「へいへい」
獄「そこで渡すな!!」
雲「いい加減うるさいよ、皆果てろ」
「雲雀いいいぃぃ！！！」
また変なの増えた…
しかもすでに何が言いたいのか分からない
結論はさ、やっぱ
逃げたい
（私の華の高校生活が遠ざかってゆく）
（鼻？）
（センパーイ、つまんないですー）