高校生2

□緩やかに、流れる
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「……シュールだな」

「そーか?微笑ましくね?」

「こういうの川の字って言うのか?」

「そうですね、俺の家でも小さい頃はこんな感じで寝てましたよ」

「そもそも俺は眠くねェんだが」

「横になってれば眠くなりますよ」

「この時間は眠くなるよなー、あー、俺もう寝そう」

「いたっ……!旦那、蹴らないでくださいよ」

「うっせ、つーか場所代わんね?」

「嫌ですよ」

「なら、蹴られんのくらい我慢しろ」

「ちょっと!」

「うっせェ、おまえら寝る気あんのかよ」

「あー、高杉でもいいや、場所代わんね?」

「動くのが面倒くせェ、黙ってさっさと寝ろ」

「くっそ……、足が届かねーのが歯痒い」

「あ……」

「どうした?」

「土方さんが、寝てます」

「……この騒がしい中でよく寝れんな、こいつ」

「え、ちょ、見せろ!」

「静かにしてください、起きたらどうするんです」

「くそー……」

「はいはい……」

「…………」

「…………」





 
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