話
□会話集
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1、桂土
「土方、傘は持って来ているか?」
「あ?持ってきたに決まってんだろーが」
「それは良かった。入れていってくれ」
「お前持ってきてねーの?」
「あぁ」
「午後の降水確率100%、つーか登校中も軽く降ってただろーが。どうしたら忘れられんだ」
「忘れたわけではない。持って来なかっただけだ」
「はぁ?なんでんなこと」
「お前と相合い傘がしたかったんだ」
「…濡れて帰れ」
「冷たいぞ土方。俺が風邪をひいたらどうするのだ。もしや看病プレイ希望か?それも悪くはないが…」
「職員室に貸出し用の傘があるはずだ、それを使え」
「それでは何の楽しみもないではないか!」
「てめーの楽しみなんざ知るか!」
「ひどぉい、こたろー泣いちゃーう」
「…やめろ気色悪ィ、寒気がする」
「む、それはいかんな。風邪かもしれん。俺が優しく看病プレイをしてやろう」
「いらんわ!」
「えーちょおショックーこたろーまじで泣いちゃいそー」
「…今回だけだぞ…」
「看病プレイか?!」
「傘だ!」
終