話2
□青春は黙らない
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「あの教授休講多すぎねェ?」
「せっかく真面目に出ようって時にこれだもんなー。ただでさえないやる気を絞り出して起きたのによー」
「残念じゃのー」
「そりゃァ帰るしかねェわなァ」
「なに!?それは聞き捨てならんぞ高杉!」
「三限はもともとねェし、四限まで時間潰すくらいなら帰った方が利口だろォが」
「学生の本分は勉強だぞ!」
「知るかってんだ、帰ろォぜ土方」
「おう」
「なに!?土方まで!それなら俺も帰る!」
「本分どォした」
「俺の本分は恋愛だ!」
「熱いのー」
「むしろ暑苦しいわー」
「つーか土方は俺んだ」
「何をぅっ!?」
「おい。誰のもんでもねェんだけど」
「なー、とりあえずカラオケ行かね?俺完全に歌う気分」
「ラブソングじゃろ金時」
「銀時だっつってんだろーが!つーか俺をこんな色ボケ野郎共と一緒にしないでくれる?」
「待て、俺も違う」
「俺だってボケてはおらん!」
「嘘つけ、年中ボケっぱなしだろォが」
「あーもうなんでもいいから行くぞー」
私大の経済学部かなんか。攘夷四人+土方で、高・桂→土。土方さんは悪い冗談だと思って相手してます。そして私の話にしては珍しく、恋愛沙汰から一歩退いている銀さん。
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