話3

□青春は黙れない?
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「やっべェだろこの雪は」

「短時間にすげー積もったな。これは帰れねェ」

「いやいやいや、帰れんだろ!アパート隣だし」

「うっせーな。明日炬燵届くからそしたら帰る」

「まさかの二泊目!?マジ俺あの二人に知れたら命ねェって!」

「言わねーよ、だから安心して飯を作れ」

「お前何様ァァァ!?つーか二泊分の宿泊料払えよな!俺今月やべェんだから」

「わァったよ、二千円な」

「え?マジ?いいの?」

「お前と違ってバイトしてるからな」

「ちくしょう…!なんで俺落ちたかなーいけると思ったのによー」

「飲食店でその髪はねーよ」

「よくね?キッチンなんて客席から見えねェし」

「清潔感がねーんだよ。なんか変な菌育ってそうっつーか」

「いねェよ!お前そんなひどいこと言うなら帰れ。高杉か桂の家に行って喰われちまえ」

「誰が喰われるかァァァ!」





「桂からメールが来た」

「デートでも誘われたか?」

「ざけんな。うわ…雪積もったのが嬉しくて走り回ってたら転んだらしい」

「アホだ!あいつ中2か!?いや、小2だろもう!」

「捻挫したから見舞いに来てくれってよ」

「土方くんご指名入りましたーヒューヒュー☆」

「死ね!あ…高杉からもメール来た」

「あいつらマジで気が合うな。何だって?」

「雪見酒しに来いって」

「お前引く手数多じゃん。いいねェ、モテるって」

「男に誘われても嬉しかねーっつんだよ」

「で?どっち行くわけ?どっちも断ると面倒だと思うけど」

「あー…高杉んち行ってあいつ連れて桂の家行って呑めばいいんじゃね?」

「どっちも行くんだ!この雪の中大変だな」

「何言ってんだ。お前もだからな。あと坂本も誘ってみる」

「嫌ですー!俺はこの炬燵から出たくねェ!」

「泊まったことあいつらに言うからな」

「脅しかよ卑怯者!もうお前出禁にすっからな!」

「千円やるから」

「行きます」






銀さんと土方さんの住んでるアパートは隣同士に建ち並んでます。結構寂しがりな土方さんは用がなくてもちょいちょい遊びに来て居座る。高杉・桂コンビと違って銀さんは変な冗談を言わないので、土方さんとしては一番楽に過ごせる相手みたいです。
銀さんはあの2人に知られたら面倒だと思いつつ、一緒にゲームが出来るので土方さんの来訪を結構楽しみにしてます。強さが同じくらいだから飽きない。


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