話3

□青春は大騒ぎ!
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花火大会にきました。


「やっべ、カップルと子供連ればっかじゃん。俺ら浮いてね?」

「んなの分かってたこったろォが。文句言うならこいつら二人と帰れ」

「ふざけたことを言うな!俺は絶対に土方と花火を見るぞ!」

「せっかく来たのに帰るのは嫌ぜよー」

「俺は帰りてェ…暑い」

「暑い?ならかき氷食うか?買ってやるから何味か選べ」

「土方だけずりー!俺は練乳イチゴな!」

「わしはブルーハワイ!」

「お前らには言ってねェ!」

「うぉぅっ!?」

「どうした?」

「い、いま蝉が俺の腹に突撃してきた…」

「蝉も帰れって言ってんじゃねェか?」

「そんなわけあるか!きっと喝入れをしてくれたのだ!というわけで土方、手を繋がないか?」

「嫌だ…ただでさえ暑ィのに…」

「土方をうんざりさせんな、長髪がうぜェからさっさと帰れ」

「なんだと!前髪をだらだら伸ばしている奴に言われたくない!」

「お前ら今日くらいは仲良くしろよ」

「そろそろ、始まる時間じゃのー」

「土方、こっちの方がよく見えると思うぜ」

「馬鹿者!こっちの方が良い眺めのはずだ!」

「…どっちも大差ねェだろ…」

「おっ!上がった!」

「「「「お〜……!」」」」

「きん○まやー!」

「辰馬テメェ!」

「言うと思ったわー」

「あちこちで子供が真似し始めたぞ…!」

「風情ねェな…」

「あははは!愉快な夏ぜよー!」






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