+Novel+
□ハナ
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キミと初めて出会った日・・・
僕達は・・・まだ幼稚園児だったね
当時は…一緒に遅くまで遊んだり、色々な所を駆け廻ったね・・
そのとき見つけた花のこと。覚えてるかい?
道の片隅で控えめに…美しく咲いていたあの花を…
キミは其の花を綺麗だね。と言い
明日も見に行こう。と言った…
けれど…其の花は朽ちて
もう二度と見ることはできなかったね。
そんな 些細なことだけど
悲しみに暮れるキミの顔は…
僕を悲しくさせた・・・
僕はキミの悲しむ顔を見たくない
キミにはいつも笑顔で居てほしい
控えめに咲きながらも
美しく輝いていたあのハナのように
僕はもうすぐ
キミとは一緒に行けない所へ
行かないといけない。
キミと一緒に駆け廻った荒野…絶対に忘れない。
銀色の空に輝く 希望を抱いて・・・
僕達は どこでだって 繋がっているんだよ・・・