ジョジョ

□恋愛論
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「メローネよぉ…」




「うわッ…びっくりした……何?どうしたの?」



いつも無口なギアッチョが声を発し、驚きを露にするメローネ。
そのメローネの態度を無視し、ギアッチョは話し出す。



「恋だの愛だの………無駄だと思わねぇか?願ってもどうせ殆ど叶わねぇんだ。そんな感情があるから余計に苦しむ。」




「…いきなりどうしたの?」


普段はどうでもいい事ばかり気にするギアッチョも、たまにはまともな事を言うんだな、と苦笑する。



「見ててイライラするんだよ…」





――――お前の隣で笑う者……いや、俺とお前以外の全ての人間を殺せばお前は振り向くだろうか。



「全部…邪魔なんだ。」



全てを悟った様な表情で、メローネは黙り込んだギアッチョの顔を覗き込み、口を開いた。



「ギアッチョ、それはね……」



ギアッチョに耳打ちし、頬にキスをすると、顔を真っ赤にしたギアッチョがメローネを突き飛ばした。
当の本人はケラケラと笑いながら部屋を去ってしまった。




『それはね…』




―――嫉妬、って言うんだよ。





「…………」




メローネの唇が触れた頬に触れながら暫く呆然と部屋の中央に立っていた。








何この恥ずかしい小説(笑)




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