ジョジョ

□クリスマス
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久しぶりの休暇。
せっかくだから暇そうにしていたギアッチョを誘って出かけてみた。


久々に出た街は、無駄な飾りを施した店に出入りする買い物客でごった返していた。
・・・こんな時季にイベントなどあっただろうか。混乱しつつもギアッチョに尋ねることにした。



「なあギアッチョ。なんか祭でもあるのか?」



予想外の問いに戸惑いを見せるギアッチョ。はぁ、とため息を吐き口を開いた。



「何って・・・クリスマスだろ?」



「クリスマス・・・・・あぁ・・クリスマスか・・・知らなかった。」




日付の感覚さえなくなっていたのかと少しショックを受けた。が、ある事柄が頭をよぎり、何となく口にしてみた。




「あれ?じゃあギアッチョはそれを知ってて俺の誘いをOKしたんだ?」



メローネが言うと、核心を突かれたのか、ギアッチョの顔が真っ赤に染まった。




「何言って・・・そんなわけねぇだろ!」





「(ホントだったんだ・・)分かった分かった。そんなにムキになるなって。」



反論されると思ったが、ギアッチョはどうでもよくなったのか、再びため息を吐き開きかけた口を静かに閉じた。



「あ、ホラ見てよギアッチョ。」



メローネが指差した方を見ると、雪がちらつきはじめていた。
雪と認識した瞬間、思い出したように寒さが襲ってきた。



「冷えてきたな・・・帰るぞ。」



「えーっ!もう?さっき来たばっかりだよ?」



しょうがないな、と呟き、前を歩くギアッチョの手を握る。




「なっ・・・!放せ馬鹿!」



「たまにはいいだろ?どうせ誰も見てないし。」



それにと付け加え、口元をつり上げギアッチョを見つめて言った。




「満更でもないだろう?」




数秒遅れてギアッチョが微笑み、そうだな、と呟いた。




その声は、イルミネーションに照らされた雪を見て立ち止まる人ごみの中に消えていった。





END




うわ・・・最後の方がグダグダ過ぎる。しかも展開早いなー・・・(遠い目)







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