少女とマフィア
□04章
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"次は負けませんよ、雲雀君!覚悟してください!"
"嫌だね"
"おい!野球馬鹿!何で俺だけを狙いやがる!"
"獄寺が何時も俺の前にいるから仕方ねーだろ?"
賑やかな声。またゲームでもやってるのかな?って、え?でも何でその声がこんなにも近くで聞こえてるの?ちょっと考えればわかるはずだ智尭。落ち着いて考えよう。
確か皆さんに痛い体をうごかして食事配って、そしたらリボーンに筋肉痛ってばれて、渋々全身筋肉痛って暴露して…。あ!思い出した!私そこで気絶しちゃったんだった!しかもリボーンの腕の中で!
ガバッ
『ぐぉ…!』
「「「「「?!」」」」」
私馬鹿だな。勢い良く起き上がりすぎだよ!全身筋肉痛っての忘れたのか?馬鹿智尭!しかも皆さんいきなり私が奇声発したからびっくりしちゃったじゃないか!
「起きたのか…」
『はいっ!あの!申し訳ございませんでした!メイドのくせに筋肉痛になったあげく、そのうえ気絶までしてあなた方の手を煩わせてしまって!本当にすみませんでした!!』
「…お前、筋肉痛じゃねぇのか」
何でリボーンがその台詞言ったのか気になりますよね?その理由お教えしましょう!!
実は私、今ソファーの上で土下座をしているのです!筋肉痛ハンパないって言うのにね!!
『…筋肉痛です』
「……」
『どうしましょう、リボーン様』
「…?」
『体が動きません。否、動かせません…』
土下座なんてするからだよ!私のお馬鹿ちゃん☆
「「「「「……」」」」」
また皆さんを黙らせちゃった!あれかな?私皆さんを黙らせるの得意なのかな?
『…どうしたらいいでしょうか』
とりあえず助けを求めよう。自己責任だけどさ…!
「…獄寺、シャマル呼んでこい」
「はいっ」
…シャマル?え?シャマル呼ぶの?あの変態親父だよ?私この体制から動けないんだよ?私絶対絶命のピンチじゃないか!ピチピチ乙女のピンチじゃないか☆
…ごめん、調子に乗りすぎました
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