少女とマフィア


□09章
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骸Side


メイド喫茶を先程出て、僕は今アジトについたところです。


「クフフ、ただいま戻りましたよ」

「何処に行ってやがった」

「ちょっと…ね」

「けっ、どうせメイド喫茶にでも行ってたんだろうが」

「おや?よくわかりましたね」


勘がいいですね。獄寺隼人は…

「「「「……またかよ」」」」


クハッ!これはすごい!まさかハモるとは思いませんでしたよ。あの雲雀君とアルコバレーノでさえハモりましたからね?


「で?何か良いことでもあったの?機嫌良さそうだけど…」

「…智尭、にあったんですよ」

「「「「っ!?」」」」

「……メイド喫茶でか?」

「えぇ」

猫耳と七宝がついてて萌えでしたよ!って言ったら冷たい目で見られました…なんでです?本当に萌えだったんだから仕方がないじゃないですか!




「それで、何か喋ったの?」

「もちろん喋ったに決まってるじゃないですか☆」

「っそ」

冷たい反応ですね。僕がかわいそうとは思わないのですか!「あぁ、思わねぇな」

「クハッ!心を読まないでくださいよ、アルコバレーノ」

「それは無理だな」

「…彼女と何を話したの?」

おや?気になるのですか?雲雀君?珍しいですね、貴方が女性に興味をもつだなんて…


「壷を割ったのが本当かどうかを聞いてきました」

「へぇ」

へぇって雲雀君!君が聞いてきたんでしょう?2文字で返さないでくださいよ!

「智尭はなんて答えたんだ?」

「骸様の想像にお任せしますにゃ☆と、……」


…声を真似て言ってみました!もっちろん皆は冷たい目をこっちに向けています!目線痛いなぁ☆


「…僕は、彼女が割った用には考えられない」

「…。だとすると濡れ衣を着せられたって事になるな」

そうですねぇ…でもだとしたら誰が彼女に濡れ衣を?まぁ大方予想はついてますけどね。





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