長編3

□02
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つい昔の癖というか名残というかで脳内暴走してしまった。

午前8時を回った頃には全員が集まっていて、各自荷物を積んでバスに乗り込む。

何事もなくバスが出発して、後ろに座っていた赤也がいきなり大声をあげた。


『なんで彼方がいるんスか!聞いてないっスよ!』


赤也よ、そんなに私が嫌いか。


『詳しいことは柳生に聞いてよ』

『どういうことっスか!?柳生先輩!』

『私はただ幸村君に誰かいい臨時マネージャーいないかと聞かれましたので、彼方を連れてきただけですが』


淡々と答える比呂士さん。相変わらずかっこいー!


『『『(柳生(先輩)が呼び捨て!??)』』』


やたらと驚いているレギュラーさん達を見て、まぢ帰ろうかなと思った。きゅうりは惜しいけど、合宿って3日間でしょ?そんな長い期間この人達とやっていける気がしない。


「…あのー、お邪魔でしたら今すぐ帰りますけど…」

『彼方が帰るなら俺も帰るー!』

『帰んなよ!』


帰んなよ、そう言ったのは赤也で。でもさっきまで私が此処にいることに反対してたのも確かに赤也で。そーゆーのを矛盾と言うんですねーはいここテストにでるよー。


「なんでだ!」

『いやっ…その、あれだよあれっ!』

「あれで理解できたらお前外国行っても暮らしていけるわ」

『それはよかったぜ!…って違ぇ!』

「じゃあなんだ!」


そう言うと、赤也は顔を真っ赤にしながら俯いた。


『…別にっ、マネージャーいねぇと合宿出来ねぇからだし。それにっ、お前いたほうが楽しいし?…実はお前の手料理とか食べてみたいしごにょごにょ…』


林檎みたいな真っ赤の顔をして、頭を抱え込む赤也。なんという破壊力。


「赤也…もしかして…」

『えっ!?(バレた!?)』

「実はきゅうりが好きなんだね!?」

『……は、』



赤也を気の毒に思った瞬間でした(レギュラー陣後日談)





(20120122)

書くたびになにがしたいのかわからなくなってくる(笑)←
 

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