長編3
□マネージャーたるものドリンクくらいつくれないでどうする
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『とりあえず、ドリンクをつくりましょうか』
『こんなの適当にキャベツ突っ込んどきゃいいだろ』
『駄目よ』
あの後、マネージャーはなにをしなくてはならないのか簡単に説明を受け、今に至る。先輩はまるでやる気がない。
「そんなんだからモテないんですよ」
『俺は彼方がいればそれでいい』
「きゃっ」
『あの…』
先輩といつものようにふざけあっているとプリティーガールはるかちゃんがおどおどした様子で話しかけてくる。
「ん?」
『2人は…付き合ってるんですか?』
『「まさかぁ!」』
なにを思ったらそんな思考になる。
『てっきり付き合っているのかと…』
「先輩とは仲がいいだけ。てか敬語やめない?うちら同い年」
『そ、そうだね!』
あ、やば、可愛い。
堪えきれずに思う存分にやけていると知的レディ楓先輩に話しかけられた。
『私も三年生だけどタメで話してくれると嬉しいわ。私、堅苦しいのって嫌いなのよ』
「え?」
『まあでも、私の口調そのものが堅苦しいってよく言われるけどね』
「せんぱっ、ちょ」
『…笑わないでよ』
意外にも頬を膨らましてむくれる楓先輩。
「ぶはぁっ!」
なんでこんな可愛いんだ。
(20120202)
ありえないくらい短いけどここできらないと長くなる予感←