はな.きみ

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「「よっしゃー!!夏休みだー!!」」



学園祭から数日経ったある日。

私達は無事夏休みを迎えました。



「やべぇ、まじやべぇ。ぜってい母ちゃんにしばかれる」



「恋心よに勉強出来なかったなんて」



「「ぜってー言えねぇし」」



「でもさー?さすがにその順位はヤバイよー」



「んなこと言うならお前はどうなんだよ!かせっ」



「え?ちょ、駄目っ!」



無理やり手にあるものを奪い取られる。
あばば、破れるんですけどっ・・・!!



「・・・はぁ!?待て、ついに目までやられたかな。俺」



「どれ?あ、はる順位上がった?良かったね」



「う、うん」



「どれどれ・・・え、24位!?はるってそんなに頭良かったの!?」



「関目くん。失礼じゃないかな」



「それを言うなら中津もでしょ」



「え。・・・秀一?何でフリーズしてんの」



「・・・ありえねぇ。同類だと思ってたはるが」



「え、しゅうと同類にしないで・・・
ま、まぁそう言うときもあるよね!うん!
お腹痛かったんでしょっ?あはは、次頑張れー!」



秀一が酷く落ち込んでて同類にしないでとか言えなくなった。
落ち込みすぎでしょう。
いつもの秀一テンションはどうした!



「はる、フォローになってないよ」



「・・・俺お腹痛くなかったし。本気出したんだけど」



「・・・みっずきー!」



「ん?おーはるー」



まさに逃げるが勝ちだ。
なんで私が罪悪感を覚えなきゃいけないのか謎だけど
今の秀一の落ち込みようと言ったら酷いのでほっとくことにしよう。



「瑞稀はアメリカに帰るのー?」



「俺はぁ・・・こっちに居るかなぁ」



「じゃあおっれもー!」



うわ、もう復活しかのか。
瑞稀のことになるとすぐ元気になるんだから。



「大阪に帰省するんじゃなかったのか?」



「おう、やめやめ!」



「佐野はどうすんだ?」



「またじぃちゃん家帰るんだろ?」



「、そうだな」



泉帰っちゃうのかぁ、瑞稀も寂しがるな。
ちらりと瑞稀を見るとやはり寂しそうに泉を見ていた。



「はるはどうするの?」



「え?」



「だーかーらー。家。帰るの?」



「あー・・・どうしようかなぁ」



「帰らないでよぅ。僕はると遊びたいし!」



「・・・千里が言うなら帰らない!」



「単純だなおい!」



「うるさいなー、しゅうは勉強でもしててくださーい」



「なんだとこらぁ!」



「きゃー!」



秀一に追いかけられて野江に助けを求めると困ったように笑った。
か、可愛い!野江って可愛い!
あぁ・・・自分用に洋服作れば良いのになぁ




「つーかーまーえーた!」



「うわぁ!離せしゅうーっ!!野江ちゃん助けてぇ!」



「えぇ!つーか野江ちゃんって!まぁ良いけど」



ぎゅーと野江に抱きつけば野江も秀一を離すのを手伝ってくれた。
優しい子!可愛いし優しいのか野江ちゃんは!



「えへへ、野江ちゃんありがとー!」



「っ・・・う、うん」



赤くなった顔を隠すように髪を整える野江ちゃんを下からのぞく。
大丈夫かな。



「どうしたの?顔赤いよ」



「な、何でもないっ!!」



「熱あるのかな。はい、おでこ」



「「えっ!?」」



「・・・なに。そこの3人」



野江の髪を上げておでこをくっつけようと
すると吃驚したように声をあげられた。



「い、いやぁ?どうもしないぞ?な、なぁ関目!」



「そ、そうだよな!男同士だもんな!」




「そうだよなぁ!男同士っ・・・て問題あんだろおおお!!」



「秀一煩いよ。野江ちゃん調子悪いんだからさぁ」



「いや、お前が離れれば治るわ!むしろお前が原因だわ!」



ずっと黙ってこっちを見てた泉が
私の襟を掴んで野江ちゃんから引き離す。
吃驚して後を振り向けば
あきれたような表情をした泉がこちらを見ていた。



「・・・野江が風邪移すと悪いから離れろって」



「え・・・優しいんだね!野江ちゃん!」



「あ、え、あぁ」



「夏風邪は長引くらしいから気をつけてな!
あ、ツラくなったら言って?
ネギもってくからさー」



「・・・ネギって」



「泉くん。ネギの力をなめちゃあかんですよ」



「とりあえず帰るぞ」



「はぁーい!」



泉の隣を歩くと瑞稀や千里も急いで追ってきた。
また夏休みがやってきた。
南先輩も残るって言ってたし、
今年も去年みたいな楽しい日々になりますように!






皆で過ごす夏休み。(2回目!)
(・・・はる、南先輩こっちみてるよ)
(・・・え、笑顔が逆に怖いんですが。大樹、私何かしたかな)
(無自覚って怖いね)
(え?)

****
なんか今回ふざけました。
すみませんー(´・ω・)

でもまぁ、4話は私の大好きな回なので楽しみでしょうがないです!
4話見てこの小説書き始めたようなものなので私←
次回からははるちゃんも女の子らしくなります、はい。
え?今でも女の子っぽい?言わないで下さい!←


はるちゃんは 女っぽい>男っぽいを目指しております。はい。
その理由はまた本編で!


ついでに、昨日ぽこたん出ましたね!
このネタわかる方は沢山いるのでしょうが、
あんまり出なかったのがちょっぴり残念ですw
けったんの後輩役とは・・・年齢が((
ってことでぽこたんが出たことにびっくりしたあぃのんでした。
余談申し訳ありませぬ。
 

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