小説

□Girl Talk
1ページ/2ページ

「ね、レビィちゃん。この近くに銭湯があるの知ってた?」

「…ああ〜。前にエルザがラクサスを探してた時、間違えて男湯に入っちゃったってトコでしょ!?」

「そうそうvv実は今日、排水管洗浄の日でウチのお風呂入れなくてさぁ…たまには銭湯でも行ってみようかな〜なんて思ってるんだけど、レビィちゃんも一緒にどう!?」

「うん、いいよ!寮に大浴場あるから行った事はなかったけど…たまにはいいかも!」



……と、いう訳で。
ギルドの華であるこの美しい少女2人は、街の銭湯へやってきた。

「わぁ〜〜っ、思ってたよりずっと広いね!!」

「うんうん、それにちょっとレトロでいい感じ!!」

若い彼女達の華やかな声がふわりと広がり、年配の客ばかりだった脱衣所の雰囲気が、ワントーン明るくなったようだった。
早速空いているカゴを見つけ、一枚ずつ衣服を脱ぎ捨てていく。


レビィはふと、ルーシィの張りのある豊かなバストに目が止まった。
同性の自分でも、思わず息を呑んでしまうほど美しい。


柔らかなブロンドヘア。
美しさと可愛らしさを兼ね備えた顔立ち。
メリハリのあるプロポーション。
女の子なら誰もが憧れる全てのものを、彼女は持っている。
しかもそれを少しも鼻にかける事なく、体を張って危険な仕事を次々とこなしている。


レビィはそんな親友が大好きだったが、たまに羨ましく思ってしまう事もある。
彼女は自分の胸元に目を落とし、その申し訳なさそうな膨らみに、小さな溜め息を漏らした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ