リクエスト作品

□お月様は知っている
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おおよそ彼女の口から出たとは思えない言葉に、ガジルはポカンと口を開けてレビィを見つめた。
そんな彼の表情を見て、レビィは自分がとんでもない事を口走ってしまった事に気付いたが、もう後には引けない。
意を決して、もう一度ガジルにぎゅうっとしがみついた。
首筋や耳元で何度も「チュッvvv」という可愛らしいリップ音を立てられ、ガジルの堤防はあっけなく決壊した。


そのままレビィをベッドに押し倒すと、ツンと上向いた小ぶりな乳房をふわりと両手で包み込み、しばらくの間やわやわと弄んだ。

「あ……っ、あぁぁん///」

気のせいか、いつもより素直な反応を見せてくれるのが嬉しく、ガジルは彼女の身体を隅々まで丁寧に愛撫した。


「あっ、そこ……気持ちいい……///」

「もっと、もっと今の……して。お願い。」

「ガジル、ああ…大好き。愛してる……はぁ…っ//////」


これが、あの清楚で純情なレビィだろうか。
いや、それだけ自分に心を開いてくれているのだ。
もっと、色々な顔を見たい。もっともっと、悦ばせてやりたい。

「あああぁぁ!!……あ……あっ………。」

レビィの顔に何度もキスをしながら、ゆっくりと彼女の中に侵入してゆく。


「痛……っ。」

「だ、大丈夫か!?すまねぇ、まだ早かったか;;」

「ううん、違うの。まだ酔ってるみたいで、ちょっと頭が痛くて……ごめんね。」

「そうか……。またしんどくなったら、すぐに言えよ。」

「………うん///」


時に激しく早く、時に優しくゆっくりと、深く深く繋がり、愛し合い、求め合った。
お互いを悦ばせる事に、五感の全てを集中させた。
長い時間をかけて、徐々に徐々に、登りつめてゆく。

絹を引き裂くような、か細い悲鳴が静かに後を引く。
ブルッと身震いした後、レビィは絶頂に達した。
それを見届けて間も無く、温かいレビィの中で、ガジルも果てた。


ガジルの大きな身体に包み込まれて、レビィは何ともいえない幸せな余韻に浸っていた。

私は、こんなにも愛され守られている。
彼が大切に扱ってくれるこの身体を、もっと大事にしてやらなければ……。
レビィは、軽い気持ちで飲めないアルコールに手を出してしまった事を反省した。
だが、まだ酔いの醒めやらぬ頭の中で、思考が徐々に上滑りしてゆく。
とりあえず今は、ゆっくりと眠ろう。レビィは半ば気を失うように、深い深い眠りについた。
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