リクエスト作品
□今は、それでいい
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今日は週に一度の、ギルドのプールの一般開放日。
「仕事が入っていない者は、なるべく顔を出して地域の人々と交流を持つように」というマスターの考えで、また収穫祭の直後で仕事も少なく、その日はほとんどのメンバーがプールに顔を揃えていた。
プールサイドには、周りの視線を集める美少女が二人。
「ル、ルーシィさん……ジュビアやっぱり恥ずかしいっ///」
「何言ってんの!せっかくこの日の為に選んであげたんじゃない。ほらほら〜勇気出してvvv」
普段あまり肌を見せない服装ばかりのジュビアだったが、キリッとした印象のマリンブルーのビキニが、透き通るような白い肌に映え、クールビューティな彼女にとてもよく似合っていた。
「あ、あの…グレイ様。」
「ああん!?」
「どうですか、今日のジュビアの…こ、この……///」
「だから、何がだよ…変な奴だな。」
そう言いながらも、満更でもなさそうなグレイ。
「……ってか、水着も付けてない人に言われたくないよね;;」
「うおっっ!?い、いつの間に……???」
「ああ〜ん、ジュビアの意気地なしっ///!!!」
身体をクネクネとよじらせるジュビア。
レビィは、カナと共に少し離れたパラソルの下のテーブルに腰掛け、ジュースを飲みながらその微笑ましいやりとりを眺めていた。
「ジュビアも、このギルドに馴染んできたみたいだね。いつの間にか、ルーちゃんともあんなに仲良くなって。」
「ああ。ちょっと不器用だけど、根は本当にいい子だからね。ルーシィも『恋敵』の誤解を解きたいってのもあって、一緒に水着選びに行ったみたいだよ。」
「へぇ〜!!」