裏小説
□She makes me go ape!!/side B
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好きだ。 好きだ。
愛してる。
空色の髪も 大きな瞳も 細い肩も ふっくらとした脚も 柔らかい肌も。
そしてその小さな胸も 身体を流れ落ちる雫さえも。
何もかもが愛おしい。
愛おしくてたまらない。
……普段は多くを語らない彼の、声なき声が。
その指先から舌先から、切ないほどに伝わってくる。
レビィは観念したように、全てを彼の行為に委ねた。
ガジルは、一旦レビィの身体を隅々まで味わい尽くした後、彼を求めて泣くように静かに光を湛えた彼女の中心部へ、ヌルリと舌を差し入れた。
「あぁん……っ!!」
身をよじらせて逃れようとする彼女の腰をしっかりと押さえつけ、ゆっくりとその場所を柔らかくほぐしてゆく。
「やぁ…っ、ダ…メ……ガジル、私…もう……!!」
「もう何だよ。途中で止めたら気になんだろうが?」
「………ばか。意地悪。///」
軽く舌なめずりした後、ガジルは遂に自身の先端をその場所にあてがった。
浴室の湿気のせいか、あるいは他の理由か。
いつもより容易にスルリと彼の侵入を許した彼女は、身体の芯から悦びに打ち震える。
自分という存在を丸ごと愛してくれるこの男に、レビィは夢中でしがみつき、何度も何度も、その愛しい名前を呼んだ。
かなりの間、寄せては返す波のような優しい営みを続けた後。
ガジルは彼女に無言で応えるように、ありったけの想いを注ぎ込んだ。
事が済んだ後も、レビィはガジルにしがみついたまま、放心状態で浴室の天井を眺めていた。
彼女を強く抱きしめたそのままの格好で、ガジルはおもむろに口を開いた。
「レビィ。」
「………んん?」
「二度と、下らねぇ事言うんじゃねぇぞ。」
「……うん…ごめんなさい……///」
レビィは静かに目を閉じると、ガジルの肩にその小さな頭をそっと預けた。
--END--