裏小説

□忘れられない誕生日
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何度目かという口付けが、遂に鎖骨の辺りまで下りた時。

「はぁ……っ。」

我知らず吐息が漏れ、それを合図に彼女は再びベッドに横たえられた。
先程とは違い、グッタリと力の抜けた脚の間へ、彼は容易に身体を割り込ませる。
小ぶりだが形のよい胸をゆっくりと揉みしだきながら、艶々とした桜色のつぼみを口に含み、飴玉を味わうように舌で転がす。

初めのうち、レビィは声を我慢して唇を噛んでいたが、その快感が羞恥心を上回ると、遂に切なげな吐息を漏らした。

「あ…ああっ……はぁ…ん。」

「良くなってきたみてぇだな。」

「ん…えっと…。よく分かんない///」

「……へぇ。これでもか?」

「や……あぁっ!!!」

彼の指が一番敏感な場所に触れ、彼女の腰が跳ねるように仰け反る。
グチュッという湿った音で、レビィは自分のそこが想像以上に蜜で溢れ返っている事を知った。

「こんだけ濡れてりゃ、もう大丈夫だろ。……いくぜ。」

しばらく指でそこをかき混ぜた後、ガジルは限界まで怒張した自身のものに手を沿え、狙いを定める。
そこでレビィは、これから自分が受け入れようとしているものに、初めて目を遣った。

「ひ……っ!!」

その予想以上の大きさに眩暈を覚え、顔から血の気が引いてゆく。

(う…嘘、でしょ…?これ、普通に無理なんじゃ……;
ううん!でも、みんな通る道だもの。きっとガジルの事は、受け入れられるはず…!!)

根拠の無い自信で無理やり自分を納得させると、レビィは静かに目を閉じた。

(私、とうとう…ガジルと一つになれるんだ……。)

残念な事に、その幸せな時間は束の間の事であった。





「!!!!!?????い゛っ………たぁぁぁぁぁーーーーーい!!!!!!!!☆★」






結局彼らは、レビィの記念すべき18歳の誕生日に、遂に結ばれる事は無かった。

2人が本当の意味で結ばれるのに、その後約1ヶ月を要したという。



--END--


***************

そして、「離れない」へと続くのであった……。
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