04/04の日記

00:20
死ネタ注意!!
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突然ビックリさせてしまってすいません、別に4月4日だからって訳じゃないんですけど(^_^;)
ふと、ドラゴンスレイヤーの寿命が普通の人間よりもずっと長かったら……と考えてしまいました。
2月に支部でキャプションに書いたネタです。
実際にそうなるのは絶対嫌だけど、悲恋や死ネタを妄想するのは結構好きなんですよ(>_<)


病室でベッドサイドに座り、レビィちゃんの手を握るガジルさん。
医者からレビィちゃんがもう長くはない事を聞かされていて、レビィちゃん自身も分かっている。
可愛らしいお婆ちゃんだけれど、さすがに年相応の年輪が刻まれたレビィちゃんに対して、ガジルさんはまだ若々しいまま。
事情を知らない心無い者達からの、「若いツバメではないか」などという噂が耳に入った事もあった。

「ごめんね……私がこんなお婆ちゃんだから、ガジルのこと色々言われちゃって。」
「言いたい奴には言わしとけばいい。オメェは何十年経っても、少しも変わっちゃいねぇよ」
「……うふふ、ありがと。お世辞でも嬉しい。」
「お世辞じゃねぇ!!」
「シーーーッ。ここ病院よ?」

不意に、ガジルはレビィの懐に額を寄せた。

「俺を置いて…先に逝くな……!!」

やっとの事で、言葉を絞り出した。

何十年もの間、レビィを守るために、一瞬の迷いも無く投げ出されてきた大きく強く逞しい身体が、今は驚くほど儚く弱々しかった。
レビィは、少し痩せて小枝のように細くなった腕を伸ばし、小さな手のひらでガジルの頬をそっと撫でた。

「ね、ガジル聞いて?これで永遠のお別れじゃないわ。
私はちょっとだけ先に行くけど、向こうであなたと子ども達を待ってるから。
でも、絶対に急いじゃダメよ?ゆっくり、ゆっくり来てね。
ずっと、待ってるから…いつまでも……」


少し恨めしいほどに、冴えざえと晴れ渡る青空。
生涯をかけて愛した、彼女の髪の空の青。

この後ガジルの腕の中で、彼からの最初で最後の『愛してる』の言葉と共に旅立ったレビィの顔は、どこまでも穏やかだった。


***************

ああ〜、レビィちゃんに先立たれるパターンの方が切なさ倍増だわ(ToT)
ガジルさんこれからどうやって生きてくんだろう……。



☆コメント☆
[カナヤ] 04-04 23:42 削除
その続き、漫画にする?(笑)

マチュ兄さすがカナヤのツボをわかっとる!

[マッチュ] 04-05 11:30 削除
おぉ〜vvvガジレビ死ネタでカナヤさんにツボって頂けるとは!
予想外でメッチャ嬉しいです!!(*^^*)

この続きは…
レビィちゃんに先立たれた後、抜け殻のようになってしまったガジルさんを想像するのは、正直痛々し過ぎて辛いッス(ToT)
でも、こんなネタまで拾って下さって、書いてよかったです(>_<)
ありがとうございました!!

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