**Hide and Seek** sungyeol

□First contact
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ファンの子たちの応援は本当に本っ当にうれしい。嬉しいんだけどこれは…

ちょっと…なんていうか……ど、どうしよう


ダダダダダダッ


「おっぱー!!!」
「ソンヨルおっぱー!!」


ドドドドドドッ


どどどうしようどうしようどうしよう!!てゆか2人は!?

あたりを見渡したがミョンスとソンジョンの姿は見当たらなかった…

「おっぱー!!!!」

わ!と、とりあえずどっか隠れられるような…えーとえーと

…ん!?あ、そこでいいやっ


ダダダッ


僕はたまたま見えた建物横の路地裏に駆け込んだ。

入るとこ見られたかな?
見られたよね
…やばいかな

うしろを気にしつつもそのまま走っていると後方からまたファンの子たちの声が

「そこ!そこの路地入ったよね!?」
「おっぱ待ってー!」

…ああやっぱりバレてた

そう思って前に向き直ると前方に人影が見えた。

も、もうこれしか方法がない。

意を決してその人の方へ走っていき声をかけた。

「ゼェ、あ、あの…ゼェ、ゼェ、」
ずっと走りっぱなしだったため息があがってうまく喋れない。



「だ、だれ…ですか?」



人影の正体は若い女性だった。



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