**Hide and Seek** sungyeol
□知り合い?
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*You side
理由はわからないけど大勢の女の子に追われていた男の人。
スラっと背が高く、長い手足に整った綺麗な顔。普通というにはあまりにルックスがよすぎるけど中身は純粋でちょっとどこか抜けてるような…おかしな男の子だった。
着せてあげたパーカーを脱ぐ手伝いをしていると彼が訪ねてきた
「そういえばなんで僕はさっきバレなかったんですか?あんな丸見えだったのに…。」
《ああいう時はね、変に隠れるよりむしろ普通にしているほうが見つかりにくいんだよ。》
昔ある人に教えてもらった言葉を思い出す。
なんか…デジャヴだな。立場は逆だけど。
「あぁ、うーん魔法つかったから?」
何を言っても信じそうな子供みたいな男の子…こういう子を見るとついからかいたくなってしまう。
「え、魔法…えぇ!?す、すごい。本当に!?」
ブッ
期待通りの反応。
「アハハうそうそ。あれはね・・・ん?」
パーカーを脱いで現れた男の子の背中に、何か文字の書いてある紙がテープで貼り付けてあるのに気がついた。
カサッ
え、これって
・・・
「ああーーーーーっっっ!!!!!!」
「ええー!なになになになに!?」
私の叫び声に驚いて男の子も叫ぶ。
声おっき…
いや、そんなことよりこれ!
この紙はまさに私が探し求めていたものだった。
昼間、日本人のお客様からもらったあのメモ。
例のアイドルグループの名前が書いてある。
いん…ふぃにっと…
「そーだインフィニット!インフィニットだ!!あった…どうして?」
一体なにがどうなってこの男の子の背中にこれが貼り付けてあったのかはわからないけどとにかく見つかってよかった。
嬉しさのあまり跳び跳ねていると横から視線を感じた。
「僕のこと…知ってるんですか?」
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