**Hide and Seek** sungyeol
□First contact
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*Sungyeol side
ソンギュヒョンのおかげでお腹いっぱい焼肉を食べることができた僕たちは、お店を後にして食後の運動も兼ねてホンデの街をぶらぶらと歩く。
そもそもこうして楽屋以外で7人揃ってご飯を食べること自体久しぶりだったため、本当に楽しい食事になった。
お腹も心も満たされて、またまたテンションが高くなってしまった僕たちは、周りの目もあまり気にせずわいわい騒ぎながら夜の街を歩いた。
「あれ、ドンウなにその紙?」
「これさっきお店出たときに拾ったの。いいでしょ?」
「…ゴミだろ。」
「ちがうよー!記念記念。だってほらよく見て!僕たちの…」
「ドンウの収集癖って理解できないよね。」
「なぁ、ちょっとそれ貸して。そのテープも。」
「あ!ちょ…」
後ろを歩くホヤとドンウヒョン、ソンギュヒョンの会話がかすかに聴こえてきたが、
僕はウヒョンとミョンスと一緒にソンジョンをいじるのに夢中だった。
「ヤー!イソンジョン!ここで踊れ!」
「俺が歌ってやるよ!バブバブバブポップ♪」
「わはははは!」
「無理に決まってるでしょー!わ!やめてよヒョン!!もー!!」
ウヒョンに無理矢理踊らされるソンジョンを見て爆笑していると、誰かにいきなり背中をバシッと叩かれた
「いった!なに!?」
びっくりして振り返ろうとするとソンギュヒョンが肩を組んできた。
「わ、ヒョン!?」
「ソンヨル、新曲のダンスはどう?」
「え、え?ああえっとだいぶ上手くなったよ。ホウォンのおかげでー」
あまりに急でびっくりしたけど背中を叩いたのはヒョンだったみたい。
後ろを振り返るとホヤがニヤニヤしててドンウヒョンは爆笑していた。
え、なに?
「そうか。頑張ってるな、ドラマの仕事もあって大変なのに…お前は偉いよ!ヒョンは嬉しいぞ。カムバックステージ成功させような!!」
「ええぇ?う、うん頑張る。急にどしたの?」
「いやなんとなく。言いたかっただけだよ。」
そう言うとヒョンは僕の背中をぽんぽんと叩いてまた後ろに戻っていった。
…へんなヒョン。お酒飲んでたっけ?
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