**Hide and Seek** sungyeol

□First contact
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なんだったんだ?

よくわからなかったけどあまり深く考えず、また前の3人に追い付こうと足を早めた時だった

「あ!ソンヨルー!てゆか前の4人!俺たちちょっと寄るとこあるから先に帰ってて。」

ソンギュヒョンが後ろから叫んだ。

「わかっ「え!?俺も行きたいっ!」

返事をしようとしたらウヒョンが急に食いついた。

「一緒にいくっ」
「や、コンビニ寄るだけだぞ?」
「いーの。いこいこ。てことでお前たち3人は先に帰ってて。」

そう言うとウヒョンはひらひらと手を振ってヒョン達の方へ走っていった。

そんな感じで夜の街に残された僕とミョンスとソンジョン。

なんだこの状況?

「ふぁ…眠い。かえろ。」
「ぼく早くシャワー浴びたいや。煙くさいー。」

状況をいまいち飲み込めずその場に立ち尽くす僕をおいて、二人はさっさと歩いていってしまった。

「わ、ちょっと待ってよ。」

走りだそうとするとすぐ後ろから女の子の話し声が聴こえた。

「ちょっと前の人の背中見て」
「…いんぴにっ?」
「そういんぴに!」

え?やばい。

僕はポケットに入っていたメガネをかけて歩調を早める。

「いんぴにいんぴに!」
「うそ?」
「いないでしょこんなとこに。」
「ちょ、顔見てみて!」

女の子はどうやら二人だけじゃなかったみたい

チラッと横を見ると僕の顔を覗き込むようにして見ている女の子と目があった

あ…



「きゃああーーーー!!!!そんよるおっぱあああああ!!!」
「本物!?本物っ!?」
「いやああああかっこいいーー!!!」

僕は笑顔で会釈をした。

「おっぱ!私たちおっぱのファンなんです!!」
「おー、ありがとう!」
「おっぱーハート投げて投げて!」
「わかった、はいいくよー!」「きゃあああああああ!」
「おっぱおっぱこっち向いて!!」
「かわいいいー!!!」

女の子たちの叫び声を聴いてどんどん人が集まってきてしまった。
僕に向けられるたくさんの携帯とデジカメ…鳴り響くシャッター音
ほんとはひとりひとりにちゃんとファンサをしてあげたいけどさすがにちょっとこの人数は

「ごめん。本当にごめんね!僕もういかないと…!あ!僕たちもうすぐカムバックだからまた応援よろしくお願いします!じゃあっ」

そう言って人を掻き分けて駆け出したが…みんな僕を追って走る走る。

…わかってたけど


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