Ichigo's Birthday♪
□魂(こころ)は君を覚えてる 9
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皆、お前達に力を貸すよ
【修兵said】
阿散井が走り去ってすぐ、俺は朽木家に急いだ。もう隠すことは出来ない。それなら護廷十三隊の隊長、副隊長、朽木に阿散井と一護から託された言葉を、一護から阿散井には言うなと言われた言葉を、阿散井に伝えて欲しいと皆に言わなければならない。
修:はぁ、はぁ…朽木、隊長ー!
白:……檜佐木?どうかしたか?
修:……阿散井が一護を思い出しつつあります…。だからっ…
白:やはりか…。檜佐木、言葉を託されているものに、今夜、我が邸に霊圧を消して来るように伝えてもらえぬだろうか
修:わかりました。あの、一護は大丈夫ですか?
白:なんとか邸内なら出れるようになったが…何せ何も口にしないのだ…。今は床から起き上がる気力もない…。
修:そうですか…。せっかくまた元気になったのに…これじゃ現世で病に倒れた時と変わらない…っ。
白:あぁ…。もう一護と恋次は十分苦しんだ。幸せにしてやろう…。
修:……はい。では、失礼します
白:頼んだぞ、檜佐木…。
朽木隊長は一護と出会ってから本当に変わった。…いや、本当の朽木隊長はこの朽木隊長なんだろう。さて、俺は阿散井にばれないように伝言を伝えないと。