Ichigo's Birthday♪
□魂(こころ)は君を覚えてる 4
1ページ/4ページ
―君とは本当に初めて逢ったのかな
恋次side
今日も定時に仕事を終わらせて檜佐木先輩達と飲みに来ている。
乱:そういえば恋次、今日から新しい席官来たのよね?
恋:そうっすよ〜(笑)
修:一護いいよな〜。癒しじゃん
恋:へ?なんで先輩、一護のこと知ってるんですか?
修:あ…?あ゛っ!?え、いや…る、流魂街で、だな
恋:一護は朽木隊長のいとこだし流魂街にいるはずないですよ?
乱:一護は結構瀞霊廷に遊びに来てたのよ(笑)そのたびに迷って色んな隊舎に行ったりしてたから皆知ってるの
恋:へぇ…。そんなに有名なのに俺全然知らなかったっす
イ:ここ1年は来てなかったしね(苦笑)
恋:吉良!
イ:遅れてすみません。仕事が片付かなくて
修:お互い忙しいなぁ…。
恋:藍染たちの反乱がありましたからね(苦笑)
…あれ?藍染を殺したのは誰だ…?何で出てこない…?あんなに苦労して、無茶苦茶な力使って。どうして思い出せないんだ。俺にとってもうそんなに遠い記憶なのか…?
恋:先輩、
修:んぁ?
恋:あの、藍染殺ったのって誰ですっけ?
修:……。
乱:…。
イ:…。
恋:え?な、何すか!?
修:いや、終わったことだ。もういいんじゃね?(汗)
恋:ま、そうっすね
乱:今日は飲みましょ!
イ:昨日も飲んだじゃないですか!
その日はそのまま乱菊さんに浴びるように飲まされて、記憶がない。ただ、朦朧とした意識の中で、先輩の“お前ならきっと思い出せる”って切ない声を聞いたのだけは何故かはっきり覚えている。いったい俺は何を忘れてるっていうんだろう…。