Ichigo's Birthday♪

□魂(こころ)は君を覚えてる 7
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認めてもらえないのはやっぱり苦しいね…



一:すいませんでしたっ!


あれから1週間、熱が下がらなくて出仕出来なかった俺は皆に迷惑をかけたので、朝の朝礼が終わってから隊長、副隊長が隊首会に出るのを見送って六番隊の皆に謝った。許されるとは思ってない。でも、言っておきたいから。遅れた分はこれから取り戻す。


春:……なんで謝るんだよ?

一:え…?

春:だから、なんで悪いことした訳じゃないのに謝るんだよって

一:だって、それは、迷惑、掛けたし…


あれ…もしかしなくても春樹怒ってる?隊士の皆も…?やっぱり1週間も休んじゃったから…当然、だよな…。


春:はぁ………。

一:ビクッ…ご、ごめん…ごめんなさい…ほん『『一護!(黒崎三席!)』』…?

春:迷惑?そんなの掛けられた覚えもねぇな。俺達は同じ六番隊だ。困った時はお互い様。一護、もし今回倒れたのが他の誰かで1週間休んだらお前は怒るか?迷惑だって思うのか?

一:そんなわけねぇだろっ!寧ろ心配で仕方ねぇよ!ゆっくり休めって……あ……。

春:そうだろ…?俺らだって一緒だ。だから、ごめんなんて言うな。

『そうですよ!黒崎三席が元気になられて良かったです』

『俺、黒崎三席の笑顔が見たいっす!それだけで頑張ろうって思えるんで』

『黒崎三席、お帰りなさい』

『頑張りすぎは身体によくありませんよ?』

『出来ることは手伝いますから、言って下さいね?』

春:ほら一護、笑えって

一:うんっ、皆、本当にありがとう(泣笑)


皆は俺が謝ったことに怒っていた。そんな皆の優しさが嬉しくてつい泣いてしまった。俺、尸魂界に来てから泣き虫になったなぁ…。いや、泣き虫になったのは生きていて恋次と付き合ってからか(苦笑)
春:よし、泣いてはいるが笑ったな(笑)黒崎三席、号令、掛けていただけますか?

一:はは、何だよ急にそんな態度(笑)はい、わかりました。今日は週始めで忙しいとは思うけど力を合わせて頑張りましょう!

『『はい!』』


それから俺はいつもより頑張って仕事をこなしていった。白哉兄とと恋次はもうすぐ定時なのに隊首会から帰って来ない。春樹が良くある事だって言ってた。


一:春樹、

春:ん?

一:もうすぐ定時だから俺、この書類各隊に届けて直帰するな

春:了解、お疲れ。気を付けて帰れよ、朽木隊長一緒じゃないから

一:お疲れ。子供じゃないんだから平気だって


そう、平気だって思ってたんだ、この時は。白哉兄を待ってるべきだった。まさかあんなことになるとは思ってなかったから……
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