Ichigo's Birthday♪

□魂(こころ)は君を覚えてる 8
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一護…どうして、お前は…っ



【恋次said】

一護がレイプされたことはすぐに尸魂界に広がった。犯人はまだ出てきやがらねぇ。あの後急いで朽木家に一護を連れて行った。隊長は目を見開いて俺から一護を引き取り優しく抱くと悔しそうに涙を流した。一護が来てから見たことない隊長をよく見るようになった。ルキアも騒ぎを聞き付けて奥から出てきて、一護を見て泣き喚いた。


恋:…はぁ。


1ヶ月と半月前のその日から一護は朽木家から出ていない。俺も逢いに行って隊長が中に入れてくれたが一護は自分の部屋から出てこなかった。その代わり、隊長からすごく貴重な情報を得た。


―――

白:…恋次、すまぬ。一護は部屋から出たくないそうだ…

恋:そんなっ、隊長が謝らないで下さいよ!俺こそ、急に来ちまったし…すみません。

白:いや…。その後、業務はどうだ?

恋:大丈夫っすよ。隊士達は一護を心配していて早めに仕事を終わらして犯人を探してます

白:そうか…。隊長である私がいけなくてすまない

恋:何言ってんすか!今は一護の傍に居てやって下さい…。隊長とルキアしか居れないんすから…


一護の傍にいけるのは今は隊長とルキアだけ。一度、朽木家の使用人の人が一護に食事を出しに行った。その時、一護が過呼吸を起こしてしまったらしい。


恋:…あの、隊長…

白:なんだ?

恋:一護と俺は、恋人だったんすよね…

白:っ!?な、何を言っておるのだ…?

恋:すみません、冗談っすよ(笑)隊長があんまりにも疲れた顔してたんで

白:そ、そうか…。


―――


そう。隊長にかまをかけてみたんだ。案の定隊長は普段からは考えられないくらい動揺して目が泳いでいた。ということはやっぱり一護と俺はそういう関係にあったってことだ。


恋:何で誰も本当のこと言ってくれねぇんだよ…
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