ゴーストハント

□遊園地の怪
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間章 遊園地の怪


Case1



 卯月が渋谷サイキック・リサーチでバイトを始めて一ヶ月が経った頃。
 本当にここは経営する気があるのか、という程しかない客数と仕事量。
 おかげでオフィスでの仕事は難無く慣れつつ、過ごしていた。
 そんなある日。
「今日は」
「あれ、真砂子じゃん。久しぶりー」
 鈴の音を鳴らして現れたのは、話題の美少女霊媒師、原真砂子だった。
「お久しぶりです。…ナル、いらっしゃいます?」
「ああ、うん。いるけど」
 まさかデートの誘い?と僅かに声がトーンダウンする。
 だが予想に反し、真砂子は真剣な面持ちで告げた。
「お仕事のご相談があるんですの。ナルを呼んで下さいな」



 
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