□こっそり
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買い物を終えたソニックはシャドウの家に向かって歩いている。
手に持っているのは買い物袋とピンク色の小瓶。

実は昨日の夜、明日の買い物はどちらが行くのかを争っていたのだ。
冷蔵庫の中はほぼ空に近く、持ったとしても次の日の朝食まで。二人のうちどちらかが食材を買いに行くのだが、今回は、



「いーや、俺は絶っっ対に行きたくない。」



ソニックが頑なに拒む。



「残念ながら僕も外には出たくない。」



シャドウも首を縦に振らない。



何故なら外は灼熱の如く暑いからだ。

本日は天気予報士も吃驚するくらいの猛暑で、二人ともエアコンを付けている涼しい家の中から一歩たりとも外へは出たくないのである。
けれど買い物に行かなければ、いざと言うときに料理が作れない。


そして二人は誰が買い物に行くのかを争った。
その争い方は"情事でどちらが先にイくか"であった。

些か変な勝負だが、シャドウは速さ意外なら何事においても究極だったため、結果はやはりソニックが負けて買い物をするはめになった。
ソニックは悔しかった。



――あんなにヤりまくって…現在進行形で腰が痛いぜ…畜生シャドウめ!



勝負は着いたのにその後も美味しく食されたソニック。




「今日こそ奴にぎゃふんといわせてやる!!」



ソニックはそう言いながら含み笑いをして家に向かった。





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