□Giocattolo
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俺はアンチモビウスに来ていた。
スカージがまた何か悪いことを計画しているようで、アンチモビウスのGUNから連絡が来た。

困っていると断れない質だし、それにスカージについては長年の因縁もあって、奴と決着をつけたいと思っていた。なのでその連絡を受け、アンチモビウスにやってきた。
ちなみにテイルスもこの世界にやってきている。
それに同じGUNであるシャドウとルージュもこの世界にやってきているが、テイルスはGUN本部でスカージの情報を探っているし、シャドウとルージュもまた別の地域でスカージを探っているため、今は俺ひとりだ。


しかしこの世界にやってきたというものの、街は被害を受けてはいるが、 住民たちに被害はないらしい。 ただがむしゃらに街を壊しているようでスカージの目的が全く分からないらしいのだ。
それにいつもならスカージは脱獄囚を引き連れている。が、今回は違う。

スカージ単独で行動しているらしい。


このような不可解な行動は今までになかったようで、GUNの人たちも頭を抱えているそうだ。
そこで俺に連絡をとったということだ。


俺は被害のあった街を探索する。
家の窓や壁が壊れ、所々煙が出ている。

スカージの目的が掴めず、さらに不可解になる。
今回のスカージの行動は全く読めない。

ソニックはそれに警戒しながら一通り街を見たあと、GUNに戻ろうと森の中に入った。


その時だった。



「よぉ、久しぶりだなァ。」



とても聞き覚えのある声が後ろから聞こえた。


この声はよく知っている。
俺を何度も殺そうとした因縁の敵。



「……っ!」



咄嗟に後ろを振り向けば、そこには思っていた通りの人物がいた。



「スカージ…!」


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