□深い愛を
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「おめでとうソニック。」



シャドウが素直に祝えばソニックは頬を紅潮させて笑顔を見せた。



「へへっ俺はもう22になるんだな。」



俺ももう大人なんだなー
って言ったらシャドウに鼻で笑われた。



「ふっ…君は僕に比べればまだまだ若いがな。」



明らかに見下すような言い方と言葉にちょっとムカついた。



「へーそうですかー。シャドウはもう60過ぎたおじいさんだもんn「カオスブラs「ちょ、ちょっと待てよっ!」



ソニックはカオススピアを放とうとしたシャドウを必死で止めた。ここ最近気付いたのだが、彼は姿は変わらずとも自分の歳にコンプレックスを抱いているようだ。



「ここでカオスブラスト出すなよ!部屋どころか俺のケーキまで台無しになるだろ!」



そう。ここはシャドウ宅のリビング。今現在夜の8時。ここにはソニックとシャドウの二人しかいない。

ソニックを祝うためのバースデーパーティーはどうしたのかというと、昼間にサッサとすませたのだ。大好きなシャドウと二人だけになりたいが故に。



「もとはといえば君のせいだろう。」



「理不尽な…。ところでシャドウ。」



「どうした?」



名前を呼べば振り向く彼。
ルビーのような綺麗な赤い瞳と目が合う。



「誕生日プレゼントなんだけと…その、実はな…」



ソニックは少し顔を赤らめてシャドウに抱きついた。



「ソニック…」



ソニックの珍しい行動に少し驚いた。
そして青い彼はシャドウを見上げる。
その潤いのある瞳と紅潮させた頬にシャドウはドキッとした。



「誕生日プレゼントなんだけどな…チリドッグをたくさん食べたいってのもあるけど…」



シャドウの耳元に口を寄せて囁いた。



「今回はいつもよりいーっぱい俺を愛してほしいんだ。」



それは抱いて欲しい、という合図。



いつもよりいーっぱい俺を愛してほしいんだ…



「……っ!!?」



それを聞いてシャドウは驚いたが、ソニックが熱い視線を向けてくる。



「いつも抱いてくれるのは嬉しいんだけどな…なんか、物足りないんだ…っ」



快楽を求める熱のこもった瞳。
その姿にとても愛おしく感じたと同時に中心に熱が溜まっていくのが分かった。



「…ふっ…」



ソニックの顎をすくい上げて目線を絡ませる。
互いの心臓が相手にも聞こえてしまいそうなくらいドキドキと高鳴る。



「いつも君をたくさん愛しているではないか。」



そういって下唇をペロリと舐めてやる。するとソニックも僕の下唇をペロリと舐める。



「もっともっと、俺が満足するまで愛して欲しいんだ。いいだろ?」



僕の中心に触れるソニックの手。
軽く刺激するように僕のをするりと撫でる。



「…いいだろう。君をもっとたくさん愛してやろう。」



僕だけを求めるくらいに、
僕しか見ないくらいに、
君を抱こう。



それが行為の合図となり、互いに目を閉じ深く唇を重ねた。




終わりです(嘘)
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