花言葉シリーズ
□梅
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エスミス
「は?食事ぃ?」
「あぁ。俺と一緒に行かないか?ミストレの好きな和食だぞ。」
「………金、」
「奢ってやるぜ。」
「よっしゃ絶対行くぅぅう!!!!」
そうやってはしゃぐミストレは元気でなんとも愛らしい。
「その店、和食専門店で安くて上手いって評判なんだよ。」
「へぇ……楽しみだ!」
「店の女将さんは着物着た和服美人らしいんだが……ミストレも着物着たら負けないかもな。」
「……………………………はぁ?」
「ごめんごめんごめん」
確かに 中性的なミストレは着物など着たら女にしか見えない。
しかし、ミストレ自身 中性的なのを気にしているのだった。
もうミストレの怒りに触れないよう、エスカバは言動を気をつけようと思った。
(まぁ、ミストレは女将というよりお姫様みたいなもんだもんな。それもとびっきりおてんばな、)
「ミストレは上品さに欠けるな、」
「うるさい」
「それくらいガサツなのが丁度なのかもな。」
「誰がガサツだ!」
梅 (上品)
「店では上品に振る舞ってくれよ?」
「着物は着ないけどな。」
「ちぇ」