俺俺少女
□班
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もうすぐ修学旅行だ
クラスも盛り上がっている
純「もうすぐ修学旅行だな」
後ろの席の伊佐敷が話しかけてくる
だいたい休み時間や暇な時間は伊佐敷と話していることが増えた
「だな」
純「班どうやって決めるんだろうな?」
「俺が知る訳ねぇだろ;」
純「お前最近表情増えたよなー」
「は?;」
急に言われてよくわからない
表情増えたってどういう意味だよ
純「一、二年の頃は全然表情変えなかったのに三年になってから、ちょっとだけ笑ったりしたりしてんだろ」
「笑う…?」
記憶を辿っても笑った記憶は一切ない
純「前にクッキーくれただろ!///;」
クッキー…クッキー……あっ…!
「家庭科のクッキー渡したやつか」
純「そうだよ!//それに今も少し迷ったような顔したり閃いた顔したりしてるし…」
「人間観察が趣味か。貴様は」
純「ちげーよ!!一年の頃からずっと見てただけだ!///」
「はっあぁぁ!?///」
釣られて顔が赤くなる
純「い、今のはそういう意味じゃねぇからな!!///」
「言われなくても知ってるわ!」
お互いそっぽを向く
顔の火照りが治まらない…
そのままチャイムが鳴り授業が始まった
ただ俺はいつまでも顔から火照りが治まることがなかった
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