俺俺少女

□2年
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「ふぁ〜…」

月の風邪が治ってから数日後のこと

一時間目から睡魔が半端じゃなく襲ってくる

駄目だ…

しゃーねー(表向きは不本意として)寝るか

そのまま机に突っ伏して寝た





「きりーつ、気をつけ、礼」

授業が終わったようで、周囲が五月蝿くなる


亮「月、次教室移動だよ」

「あー………マジか……。次何?」

亮「実験」

「ダリィー…」

亮「ほら早く」

小湊に急かされ渋々移動の準備を始める

つか、ちょっと待てよ?

「なんで俺お前と一緒に教室移動する前提なんだよ」

亮「友達でしょ?w」

え…マジで?

俺コイツと友達になったっけ?

いや、有り得ないこんな悪魔。

純「亮介何してんだよ、早く行くぞ」

亮「月がなかなか行こうとしてくれないからさー」

困った顔で言うなこのクソ悪魔

死ね

地獄へ落ちろ

あ、悪魔だから地獄もクソもね「早くしろよww」

渋々小湊と伊佐敷と結城と教室を出る


「ダリィー。マジでダリィー。悪魔と一緒なのがダリィー」

純「よく今まで亮介に殺されなかったな;」

哲「亮介もなんだかんだ月が好きだからな(友達的な意味で)」

キモ…

亮「なんか鳥肌立ったんだけど…」

四人でグダグダしているときだった

御「??哲さんと純さんと亮さんと…えーと?;」

亮「御幸と倉持じゃんw」

「誰このナルシっぽい眼鏡とややつり目気味のヤツ」

御「Σナルシ!?」

倉「Σつり目!?」

二人が衝撃的なものを目の当たりにしたかのような顔をしている

おかしな顔だな

小湊には劣るが

哲「卯月月だ」

亮「純のs…」

純「亮介えぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!///」

御&倉「(なるほどなーw」

「何コントやってんの?バッカじゃねぇの?ハッ!」

見下したような目で二人(主に小湊)を見る

亮「何鼻で笑ってんの?w」

「気のせいだろ。自意識過剰ー。死ねよクソ悪魔」

亮「月が死ねば?w」

二人で火花を散らし始めた時だった

御「俺は御幸一也です」

倉「倉持洋一っス ヒャハハ」

「あっそ。別に興味ねぇし」

御&倉「(バッサリ言いますか;」

純「アイツはそういう性格だからな;」
小湊から視線をずらし、二人に問う

「つかお前ら何?小湊のパシリ?」

倉「いや、野球部の後輩っス;」

つり目…確か倉持?が少し困った表情で言う

野球部かー

気付かなかったわ

「小湊が野球部だったなんて…」

亮「純ばっか見てるから気付かないんだよ

「なんか言ったか小湊?(笑)」

別にーwと言うとまた眼鏡と倉持と話していた

つか、割と時間かかってね?

俺がそう思った瞬間だった

キーンコーンカーンコーン

「「「「「「あ…」」」」」」

授業の始まりの合図のチャイムが鳴った

「俺サボろーっと」

じゃ、と言って立ち去ろうとしたときだった

亮「俺たちも一緒にサボってあげるよ(笑)」

「………」

このあと俺、小湊、伊佐敷、結城、眼鏡、倉持が一緒に屋上でサボったのは言うまでもない

そして何やら親睦会などと小湊はいいだした



(そういや月先輩、なんで俺だけ眼鏡なんスか?)
(眼鏡が特徴的だから)



続く
 

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