長編
□赤い人、銀の山犬
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「ブンちゃーん!!」
それはいつもと同じ日だった。
途中までは。
みんなで朝飯食って、仕事して。
弟たちだって楽しそうにはしゃいでた。
だけど。
アレが現れた。
だけど、今ではアレに感謝してる。
だって、俺とあいつを出会わせてくれたのはアレなんだから。
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