捧げ物CP小説
□お家のペット。
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「不動、そろそろ働いてみたらどうだ」
「ンあー?別にいいだろ源田クンが養ってくれるだろーし」
まったく、俺がリストラでもされたらどうするつもりなんだと毎回思う。
大学卒業後、不動は俺のマンションに居座るようになった。
それからずっと、不動は俺の部屋でグータラと。これじゃ立派なニートだ。
まぁそれも俺が不動に甘いのがいけないのかもしれない、少し甘やかしすぎてしまったと反省する。
そもそも俺が甘くしてしまうのは不動とそういう関係、家族でも友達でもない、まぁ所謂恋人だな。この際男同士とかは関係ない。
こいつをどうしたら働かせられるだろうかと必死に考えるが本人のやる気がでないのでは行動できない。
「なぁ不動、どうしたら働いてくれるんだ」
「はァ?いや俺このまま働かねーし」
「だから!…このままじゃ駄目だろう、今はこんな不景気だし…」
こうして今俺が話しているにも関わらず不動はそっぽを向いて携帯を弄っている。なんて酷いやつなんだ。
「…不動、このままなら…別れるか、」
「……は?」
「だから、別れ…っ!?」
「へぇ、源田俺と別れんの?」
軽く首を突かれ不動の顔が俺の顔にぐっと近づく。
不動はニタニタと笑って俺をじっと見ている。
「お人よしの源田クンは、いつもそーやって言ってるけど別れようとしたことないよなァ?」
「こ、今回は本気だ…っ」
「ふーん……」
不動はスッと俺から離れソファーに座り込む。長く伸ばした髪をいじくりながら。
「じゃあもし、これで俺が出て行って、そこら辺で野垂れ死にそうになってたら?どうせまた源田が拾ってくれるんだろォ?」
不動はクスッと笑って俺を見る、まぁ言ってることはあながち間違っていない、見捨てられはしないからな…
「源田は俺のことペット飼ってるっていう気分でいればいいんじゃねぇの」
「ペット…?」
チラリと不動をみればニヤニヤ笑ってコチラに近づいてくる。
「あァ、家でご主人様を寂しそーに待ってるペット、それでいいじゃん」
不動はそう言って俺の膝の上に跨がって首に手を回してくる。
「育て方次第では従順なペットになるかもなァ」
「従順なペットって…お前は、っ…ん……!」
唇をがぶりと噛み付かれるように塞がれる、いきなりのことで追いついていけいない。
「ん…ま、要するに…しつけ頑張れよ、ご主人様?」
ペろりと舌なめずりをする不動は妙に厭らしくて、これじゃどっちかっていうと俺が飼われているような気がして先は長いな、とため息をついた。
お家のペット。
(ちなみに、俺はお前以外のペットにはならねぇよ、)
(お前限定なんだから、少しは感謝しろよ、ご主人様ァ?)
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ふぉおおおおお申し訳ねえええ
なんか不源じゃなくて源不になりそうな気もするしマジ()
ホント申し訳ねぇ…!!!
とりあえず相互ありがとうございました!
燎介様のみお持ち帰りおkです…!